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心肺停止の状態になった人に、電気ショックを与え、心臓を正常に戻す装置。応急処置が1分遅れると救命率は7〜10%落ちるが、近年は、一般市民がAEDを使って応急処置するケースが増加。生存率もアップしている(2005年は7.2%、07年は10.2%)。
公明党は、国を挙げてのAED設置を、いち早く主張するなど、一貫して普及をリードしてきた。
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救急車などで患者を病院に搬送する間、救急救命処置を施すことができる救急隊員。現在、全国で約2万人。かつては「医師でなければ、医業をなしてはならない」(医師法)という“法の壁”により、救急隊員は医療行為を一切できなかった。
公明党は救急現場の声を聞き、「救急救命士法」の成立に奔走。1991年4月、救急救命士制度を創設させた。
荒木:ところで救急医療といえば、最近はAED(自動体外式除細動器)が身近な存在になってきました。普及の大きなきっかけになったのが、2005年の愛知万博でした。野口教授も尽力され、万博会場には約100台ものAEDが設置されましたね。
野口:荒木議員はじめ公明党の皆さんが調査に来られた、まさにその日に、AEDによる第1号の救命事例がありましたね!
荒木:ええ、鮮明に覚えています。
野口:愛知万博では期間中、心肺停止状態になった4人の方々の命がAEDによって助かりました。そうした成果を国際学会でも発表したところ、マスギャザリング(多人数が集まる)時の医療活動として「奇跡的だ」と高い評価を受けました。
荒木:世界に誇る成果ですね。公明党としても全国で3000人を超える議員のネットワークを生かして、各地の地方議会などでAEDの普及を強く訴えてきました。とくに公共施設や商店街など、多くの人が集まる場所への設置を重点的に進めてきました。
野口:素晴らしい。AEDが普及したことで、心肺停止で倒れた人に、市民が応急処置する事例が増えてきています。
荒木:一方で、市民の皆さんにAEDの設置場所が十分知られていないという問題があります。公明党の稲沢支部(愛知県)の「AED総点検」でも浮き彫りになりました。「AEDマップ」を充実させるなど、設置場所を周知徹底しなければなりませんね。
野口:おっしゃる通りです。日本では、倒れた人のそばにいた市民が心肺蘇生を行った率は48%、1カ月後の生存率は約10%というデータがあります。これを高めていきたい。最先端の米国シアトルは、心肺蘇生を行う率は約80%、生存率も50%を超えています。
荒木:心肺蘇生法が市民レベルでもっと普及すれば、まだまだ多くの命が助かるのですね。命を守り、命を救う意識を高めることが、日本が「人道の先進国」になる条件の一つだと思います。

野口:「救急救命士制度」の創設をはじめ、公明党が日本の救急医療の発展に果たした役割はとても大きい。救急救命士によって多くの尊い命が助かるようになりました。現在も、ぜんそくの発作患者に薬を吸入させるなど、新たに3つの医療行為を行えるように、救急救命士の業務拡大が検討されています。
荒木:お話を伺い、まだまだ「助けられる命」があることを痛感しました。議員をさせていただいて18年間貫いてきた「命を守る政治」を、さらに力強くリードし、皆が安心して暮らせる社会を築いてまいります。