--通学路安全点検調査4たび推進を主張
全公立小学校の96%で実施-- 3/12 国土環境委員会
荒木清寛君 通告をいたしました通学路安全点検調査につきまして大臣また皆様に質疑をいたします。
この間題につきましては、平成五年三月二十三日の本院予算委員会においてその必要を私は訴え、児童の目の高さで点検をする通学路安全点検調査の実施を求めてまいりました。さらには、同七年三月九日、同八年四月二十五日の予算委員会におきましても推進方を要請してまいりました。
そこで、若千お伺いいたしますが、今日までの通学路安全点検調査の取り組みの経緯及び実施状況につきまして概略報告を求めます。
政府委員(佐藤信彦君) 通学路安全点検調査でございますが、先生おっしやられるように平成五年度にモデル調査を実施いたしまして、平成七年の三月には各道路管理者に通学路安全点検調査要綱を通達いたしまして、対象をモデル区間から小学校全体に広げまして全国的に点検を推進しているところでございます。
これまでの間に28府県におきまして既にすべての小学校で点検を行いまして、19の都道府県、これにつきましても点検を鋭意推進しているところでございます。全体の学校数でいきますと、平成九年十二月末現在におきまして全国24.000の小学校のうち、約96%に当たります23.000校についての点検を実施したところでございます。
荒木清寛君 今の報告によりますと、全体としては96%の小学校でありますが、県下全校の調査には至っていないという都道府県が19あるという御報告でございました。100%に至っていないというその要因はどこにあるんでしようか。
政府委員(佐藤信彦君) 全県に至っていない要因としていろいろ事情があるかと思いますが、対象となる小学校として山間部等で比較的交通安全上の問題の少ないところとかそういったところの実施がおくれているというふうに伺っております。
実施状況も、実は19の中で14道県が90%以上、それから5都県でございますが、80%以上ということで、その19の中では比較的やはりやっているところが圧倒的に多いということかと思います。
荒木清寛君 個々の事情はあるにせよ、早くすべての小学校で行われるようにまた要請をしていただきたいと考えております。
そこで、点検をするだけでは意味がないわけでありまして、この調査の結果、改善を要すると指摘を受けた箇所数はどのぐらいありますか。また、その指摘に対してどのぐらい対応といいますか処置がなされているんでしょうか。
政府委員(佐藤信彦君) 咋年の十二月の時点で23.000校についての点検調査を行ったわけでございますが、この結果によりまして約180.000ヵ所についての改善が必要との御意見、御指摘をいただいております。
その内訳としましては、歩道の設置、拡幅、これが27%にわたる48.000ヵ所、それから側溝のふたかけなど、これが12%に当たる22.000それからガードレールとかいったそういった防護施設、これに当たるものが11%の20.000ヵ所といったようなことが主な項目に挙げられております。
これらの箇所についてでございますが、関係者の方々と調整の上、交通安全施設の整備を行うとか、それから児童の交通事故防止、そういったことによりまして事故防止に反映させたりしております。 この結果、改善の状況でございますが、180.000ヵ所のうち約3割に当たる55.000ヵ所について既に対策を実施しているところでございます。残る箇所につきましても現在改善計画を策定中でありまして、順次対策を進めていく所存でございます。
荒木清寛君 御努力をいただいているんでしょうが、なかなか7割についてはまだこれからの改善であるということでございますから、各自治体で行うんだと思いますが、早急に改善を図るように建設省の方からも督励をしていただきたいと考えますが、いかがですか。
政府委員(佐藤信彦君) いろいろ障害のあるものは用地の取得とか、そんな問題もあるわけでございますが、こういった交通安全の間題でもございますので、私どもとしては一刻も早くこういったものの達成に努めていきたいというふうに考えておりますので、私どもの出先並びにこれは警察とかいろんな機関が関孫するものでございますが、そこら辺と協議しながら対応していきたいというふうに思っております。
荒木清寛君 ところで、現在、平成十年度からの新たな道路整備5ヵ年計画を策定中と聞いてお、この中で通学路安全点検調査についてはどう対応することになっておりましょうか。
政府委員(佐藤信彦君) この点検調査については、引き続き点検調査のやっていないところはもちろんやらなくちゃなりませんが、やったところにつきましても、実施がまだなされていないところ、これについては関係者の協力を得て早く実施していくといった方向でございます。
それから、実施済みの箇所につきましても、これで終わりということではなくて、むしろ道路管理者、警察、小学校等の連携協力のもとに通学路の安全が確保されるよう、またその次の対策等検討してまいりたいというふうに思っております。
荒木清寛君 私がー昨年ですか、橋本総理に質疑をした際にも、これは1回点検をして終わりということではいけない、2回3回とやらなければという答弁がございました。
そこで、最後に建設大臣にお尋ねをするわけですが、この通学路安全点検調査というのは大変重要な施策でありまして、定期的に実施をするということが肝要でございます。そこで、この推進に向けての大臣の決意をここで伺っておきたい。
国務大臣(瓦力君) ただいま荒木委員と道路局長の質疑を伺いながら、まさに学童にとってその通学路の安全確保は重要な課題であるとかねてからも承知をいたしておりますが、改めて認識をいたしておるところであります。
通学路安全点検調査は、警察、小学校など関係機関と連携協力しながら、いわゆる児童の目の高さで点検する、これは委員も御指摘がありましたが、児童の目の高さで点検するなど児童の視点から点検を行うものでありますので、通学路の安全の確保にとりまして重要なことである、こう考える次第でもございます。関係者の不断の努力、加えて連携協力のもと積極的に取り組んでまいりたいと、かように存じます。
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