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政策バックナンバー
 1998/1 第7号

 


政 策
--廃PCBのズサンな管理の実態、大量保管者の保管実態が浮彫りに!
(質問主意書に対する政府答弁)--

 PCB(ポリ塩化ビフェニール)は、世界保健機関(WH0)の国際がん研究機関(IARC)が「発がん性あり」と評価を下しています。
また、最近の研究ではごく微量でも人体のバランスを崩す恐れのある「内分泌かく乱物質」として注目されており、廃PCBの早期処理が求められています。

 そこで、昨年の10月16日に「PCBの処理対策等に関する質問主意書」を提出し、PCBの過去の生産・使用実態、廃PCB等の保管状況、回収廃PCBの高温焼却処理実績などを明らかにするよう要求するとともに、今後、整備される廃PCBの無害化処理施設の設置主体や施設規模などについて政府の見解を求めました。
これに対する政府の答弁書は、十分日時を費やされ(通常は7日以内)、12月12日に送付されました。

 政府答弁書で明らかになった主な点を挙げれば、
@昭和29年から生産・使用が禁止となった昭和47年までに約54,000トンが国内で消費され、約5,300トンが輸出されたと報告しています。

A 現在、高圧トランスコンデンサーなどの電気機器に使用されているPCBの総量については、「個別のPCB使用量が不明であり把握は困難」と、政府として把握していないことが分かりました。

B  厚生省が平成5年度に実施した「PCB廃棄物質保管状況調査」において、不明または紛失となっている廃PCB使用機器などについての追跡調査の結果を明らかにするよう求めたのに対し、廃高圧トランス・廃高圧コンデンサーでは、「事務所の改築や移転をした」(35%)、「PCBを使用した製品ではないと誤認して処理業者に引き渡した」(17%)、「機器交換時に紛失した」(9%)、「理由不明」(37%)としています。 
 また、廃感圧複写紙では、「事務所の改築や移転をした」(11%)、「PCBを使用した製品ではないと誤認して処理業者引き渡した」(48%)、「理由不明」(35%)としており、廃PCBのズサンな管理実態が浮彫りになりました。


C 初めて大量保管者の保管実態が明るみになりました。
防衛庁・JR各社・電力各社が廃棄物として保管しているPCBを含んだ高圧変圧器・蓄電器が平成8年度末で約26,300台に達していることが明らかにされました。
 また、防衛庁・JR各社・NTTが保管するPCBを含む廃油が約87,900キロリットル、防衛庁保管のPCBを含む汚泥が約140トンあることも明らかにされました。
 

 

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