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1998/1/15 第19号


第142回国会(通常国会)が召集されました。
総理は、施政方針演説に先立って去る12日に、異例の「経済演説」を行いました。
 その中で「国民の皆様にはどうぞご安心を」と力説しましたが、同日の株価の終値は前日比330円下落しました。
 政府の経済対策に対して「効果なし」との反応を市場は示したのです。

9兆円の大増税の直後の2兆円の特別減税の決定、成立したばかりの財政構造改革法との矛盾、「不良債権処理における公的資金は信用組合以外には投入しない」との公約違反など、総理の演説は支離滅裂です。
 橋本龍太郎氏は、「優秀な行政マンではあるが、哲学がない」との声が聞こえてきます。

総理は、金融システム対策として30兆円もの公的資金を銀行等に導入することを提案しました。
 「誰の金だと思っているのだ!」との大きなヤジが野党席から飛びました。
 大蔵省は先般「銀行の不良債権総額は76兆円」と発表していますが、多額の不良債権を抱えているとされる農系金融機関の実態は明らかにされていません。
 一部のゼネコンや生保の経営危機もかねてより指摘されているところです。
 30兆円もの多額の税金を投入しても、金融システムが安定するとの保証はどこにもありません。
 今回の提案は実質的に銀行の救済のための税金の投入であり、これを認めることは青天井の血税投入に道を開くことにもなりかねません。

そのような中で、「福祉の達人」を標榜する公明が、庶民の力を結集して政治の閉塞情況を打破しようと挑戦をすることは、大きな意味があると考えます。頑張ります。

「金融システムの安定化策を進めるにあたって求められる金融行政の施政は、もはや自力で立ち直ることが難しい金融機関は思い切って整理するという前向きの施政であると考えるが、今回の緊急対策にはそのような姿勢の転換はみられるのか。」(14日・牛嶋正氏の代表質疑での指摘)
 「速やかに日本版RTC『不良債権整理公社」を設立するなど、経営責任の追及と表裏一体となった公的資金投入の枠組みをつくるべきであります。」(13日・神崎武法氏の代表質疑での指摘)

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