5日午前7時45分から、デイヴィス欧州評議会事務総長との日本代表団との朝食会に出席しました。デイヴィス氏は、サイバーテロを含めたテロ対策に関する欧州評議会(CE)の議論に日本が積極的に加わってもらいたいこと、CE加盟各国が死刑を廃止した経緯などについて発言をされました。私は、国連国際組織犯罪条約への署名などこれまで組織犯罪の撲滅に取り組んできておりテロの撲滅も国際的な協調が大事であると考えること、自分は死刑廃止論者であることを、述べました。
日本とCEの関係強化の必要を感じました。
8時30分から、欧州評議会議員会議・拡大経済開発委員会(OECD活動拡大討議)に出席しました。OECDの活動を各国国会議員のレベルで評価する決議案の作成について日本代表団は積極的に発言を行い、提案をした修正案7本はすべて採択されました。
私は、OECD閣僚理事会が承認(登大使が議長をつとめた)した「拡大・アウトリーチ戦略」の重要性を認識して開発途上国の発展のために更なる貢献を行うべきこと、意思決定制度の改革やOECD予算の加盟国分担率の改定(日本の分担金は約4億円削減された)などの改革が実現したことに言及すべきこと、との2本の決議案を提案いたしました。
事前の準備を含めた、わが国外交の勝利です。
その後、保利日本代表団団長主催昼食会が行われ、観光についても話題となりました。
ストラスブールは、11世紀初頭に建築が開始され完成までに4世紀を費やし、世界遺産に指定されているノートルダム大聖堂を初め、歴史的な建築物がそのまま保存されています。イル側を周遊するボートツアーも盛んに行われていました。また郊外には、210キロメートルにわたるワイン街道が伸びています。さすが観光大国です。祖先が残した遺産で、多くの外貨を稼いでいます。
日本も、遅まきながら観光立国の実現に政府をあげて取り組んでおり、CNNでのコマーシャルも始まりました。外国人向けの安いパックツアーの推進など、課題は沢山あります。
午後、シーダー欧州評議会議員会議議長を表敬訪問しました。
保利団長が、私が死刑廃止論者であることも紹介されたところ、シーダー議長からエールが送られました。この問題についは、議員間でもっと活発な議論を行う必要があります。
夜、キリロフ経済開発委員長主催夕食会に臨みました。昼に続いてのフランス料理であり、おいしいのですがヘビーです。胃が動きません。食事をするのも仕事です。
私は、世界銀行のスタッフとも意見交換をしました。最高裁から派遣されている岩井領事が堪能な英語で通訳を務めてくれました。英語の習得は大事だと痛感しました。

2004/10/06


