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欧州中央銀行(ECB)理事と会談

 4日午前、パリからドイツのフランクフルトに空路向かい、昼食を取りながら小菅フランクフルト総領事から現地の情勢について説明を受けました。
 その後、トゥンペル=グッゲル欧州中央銀行(ECB)理事((オーストリア出身の女性)と、舛添・大塚各参院議員と共に懇談を行いました。ECBのハイレベルの幹部と日本の国会議員との意見交換は、あまり例がないようです。ユーロ圏12カ国においては、物価安定の維持を目的として金融政策はもっぱらECBが決定しており、国家の主権の一部が委譲されているといえます。

 会談では、統一通貨ユーロ導入の成功の原因、 物価安定の目標が「2%未満であるがその近辺」とされている意義など、かつて日銀のバンカーであった大塚議員を中心に極めて興味深い意見交換が行われ、私も質問をいたしました。ユーロ圏諸国の財政赤字を対GDP比3%以下にするとの「安定・成長協定」についても、 ECBの政策理事会は各国政府の履行状況について見解を示しています。各国政府はそうした分析や見解を、尊重せざるをえません。EU の統合が深化していることに、驚きを禁じえません。国際場裡において、ますます大きな存在となることでしょう。

 会談を終え、バスでストラスブールへ向いました。ドイツのアウトバーンの風景は、単調です。日本でいう県境を通過する感覚で国境を越え、再びフランスへ入国です。

 夜は、庄司ストラスブール総領事ブリィーフィング・夕食会です。

 ストラスブールは、欧州の十字路です。この都市に設立された欧州評議会(CE)は46カ国が加盟し、議員会議には年4回各国の国会議員313名が集います。またEU加盟国で構成される欧州議会の本会議が年12回開催され、700人の欧州議会議員がこの都市に集います。

 欧州評議会といっても、わが国ではあまりなじみがありませんが、民主主義・人権保障・法の支配という分野で、着実な活動を行っています。特に、この組織の一部をなす欧州人権裁判所は、個人が加盟国を訴えることができる組織であり、欧州ではよく知られている画期的なものです。

 私たちは今回、欧州評議会の議員会議の拡大討議に参加することになります。CEという組織を借りて、日本の存在を積極的に国会議員がアピールすることが必要であり戦略的な議員外交を展開すべきとの認識で、与野党議員が一致をしました。

 頑張ります。

2004/10/06

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