朝日新聞の社説に反論する [2005.05.22]
22日付朝日新聞は、「公明党は形ばかりか」と題する社説を掲載しました。そのおどろおどろしい見出と裏腹に、内容は事実的根拠を欠いた論旨となっています。
すなわち当の社説は、公明党が外国人選挙権を付与する法案を国会に提出したことは評価するが、「審議もしないまま先送りを続けるなら、選挙で党の独自性をアピールするための形だけのもの、と意地悪な見方をされても仕方がない。」としています。
その最大の根拠が「公明党が昨年、そのための法案を国会に出したが、一度も審議されず
にたなざらしになっている。」というものです。
「永住外国人に対する地方公共団体の議会の議員及び長の選挙権等の付与に関する法律案」いわゆる永住外国人地方参政権付与法案は冬柴鉄三議員(公明党幹事長)らによって第159回国会に再度提出されました。その後、わが党の粘り強い努力が実り、昨年秋の第161回国会(臨時国会)において初めての審議が行われ、法律の成立にむけての第一歩を踏み出したのです。
11月16日に開かれた衆議院の「政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会」においては、法案提出者を代表して冬柴議員が趣旨説明を行い、後藤田委員(自民党)、山名委員(公明党)、阿久津・中村(哲)両委員(民主党・無所属クラブ)、吉井委員(共産党)が、それぞれの立場で濃密な質疑を展開しています。
「一度も審議されずにたなざらし」などいうことは、事実関係をよく調べて論じてもらいたいものです。
朝日新聞が外国人選挙権の付与を支持するのであれば、人権尊重の立場からこの課題に熱心に取り組んできた公明党に対して、事実的根拠もなしに足を引っ張るようなことはすべきではありません。
JR西日本の解体的出直しを求める [2005.05.01]
死者107人を出したJR福知山線の脱線事故は、あまりにも悲惨です。犠牲者のめい福を心からお祈りいたします。
この惨事は、日本の鉄道は世界一安全であるという神話を崩壊させかねません。電車は、先頭車両に乗って運転席を覗きこむものだと思い込んでいた私にとっても、衝撃です。
脱線の原因は航空・鉄道事故調査委員会の解明に待つことになり、速断はできません。しかし、カーブでのスピードの出し過ぎが事故を招いた可能性が濃厚です。
なによりも重大なのは、事故の背景にJR西日本の体質的な問題があると指摘されることです。
第1に、同社は過去の鉄道事故を教訓としたのかどうか疑問です。
2003年2月、山陽新幹線で同社の33歳の運転士が、睡眠無呼吸症候群のために居眠り運転行いましたATC(自動列車制御装置)が動作したので事故を免れました。このような装置のない在来線のシステムでは事故になっていたとも指摘されたのであり、この時に在来線についてどのような措置を講じたのでしょうか。
第2の問題点は、同社では、「アーバンネットワーク」と称する大都市間の輸送について、定時運行について運転士に過酷ともいうべきプレッシャーをかけていたとされることです。電鉄各社との熾烈な競争があるとはいえ、ライバルである阪急や阪神の運行に比べても、異常です。安全よりも利益を優先していると批判されても、仕方ありません。
JR西日本は、経営陣の刷新の含めた解体的な立て直しをして、乗客からの失われた信頼を取り戻す以外にありません。
また、他のJRおよび電鉄各社においても、安全総点検を行うことを強く求めます。
多くの犠牲を決して無駄にしないために、鉄道の安全の確立のために私も全力で取り組みます。