教育基本法の改正は、拙速を避けるべし [2003.01.18]
教育基本法の改正が、争点の一つとなっています。
学級崩壊などの教育の荒廃は、懸念すべき重大事態です。しかしこうした問題が、国会における単なる基本法の改正で是正されるとは考えられません。
私が毎日利用する名鉄電車の車中では、ロングシートは6人がけにも関わらず、6人が整然と着席していることはあまり多くありません。譲り合いの精神は、どこへ行ったのでしょうか。足を大きく広げて座席に陣取り、大の大人が漫画を読みふける姿は正視に耐えません。新幹線に乗れば、車内放送での注意を無視して、皆、座席で携帯電話を使用しています。静粛なグリーン車で子供が騒いでも、親は注意をしません。
このような大人の姿を見て、子供は育っているのです。
大切なことは、地域や家庭を含めた大人社会が教育力を回復することではないでしょうか。大人が模範にならずして、立派な子供が育つことはありえません。
私は、先の臨時国会の代表質疑で申し上げた通り、教育基本法の改正については時間をかけて国民的な議論を展開するべきだと考えます。