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人権の世紀へ [2002.04.28]

 国会に提出されている人権擁護法案は、「人権の世紀といわれる21世紀において、現行の人権擁護制度を抜本的に改革し、独立行政委員会である人権委員会の下に、人権侵害による被害の実効的な救済と人権啓発の推進を図る」ことをその内容とします。

 私は、法案は不十分な点を含んでいるものの、かろうじて及第点であると考えます。
 「人権委員会」の独立性が不十分であるとの批判があります。特に、地方法務局長に人権委員会の事務を委任するのでは、独立性が確保出来ないとの懸念があります。定員の確保や予算の制約を考慮すると、地方法務局の現行のスタッフを活用することを首肯せざるを得ないとしても、課題を残しています。

 報道機関による人権侵害を「特別救済」の対象とすることは、マスメディアに対する不当な制約であるの批判もあります。しかし救済の対象は、現在においても不法行為を構成する違法な人権侵害であり、法案によって報道を規制する新たなルールを設けるものではありません。犯罪被害者等の弱い立場にある者に対する一定の人権侵害については、裁判での解決に加えて、人権救済制度の中での実効的な救済を図る必要があるのではないでしょうか。もちろん報道の自由は、国民の知る権利に奉仕することを通して、国民主権原理の基礎をなしています。そこで、この問題に関してのメディア側の批判には謙虚に耳を傾け、慎重に委員会での法案審議を進める必要があると考えます。





政治とカネの腐敗を絶つ! [2002.04.15]

 4月10日に行なわれた党首討論において小泉首相は「公共工事受注企業の献金制限を検討したい」との意向を表明しましたが、同感です。

 公職選挙法199条の規定を踏まえ、政治資金規正法に「国と請負その他特別の利益を伴う契約の当事者である者は、政治活動に関する寄付をしてはならない」という規定を加えれば、公共工事だけでなく、あらゆる物品を国に納入する企業はすべて政治献金ができないことになります。公共事業をめぐる不祥事を防ぐための実効ある対策であるといえましょう。

 さらに政治家への資金管理団体への企業・団体献金は先の政治資金規正法の改正で禁止されましたが、政党の支部が抜け道となって建設会社などの献金の受け皿になっています。そこで、企業献金を受領できる支部の数を実質的に制限し、献金額の上限も引き下げる措置を早急に講じるべきであると考えます。





最大の課題は景気の回復

私たちは与党の一員として小泉内閣の構造改革を支持しており、これを強力に推進する立場にあります。しかし「小泉総理は、太い幹(みき)を植えることは得意であっても、枝葉を繁らせることを苦手とする」とは、ある自民党有力議員の評価です。生活者の立場から、きめ細やかな政策の枝葉を青々と繁らせることこそ、公明党の役割だと考えます。

現下の最大の課題は、景気の回復です。公明党はこの問題について、中小企業と雇用対策を声高に主張し実現する決意です。昨年の臨時国会で成立した第一次補正予算では、国費1兆円のうち5,550億円を雇用対策にあて「緊急地域雇用創出特別 交付金」(「政治用語」参照)の事業を推進しましたが、これで十分とは言えません。新たに発足した「売掛金債権担保保証制度」(「政治用語」参照)も画期的ではあるものの、使い勝手が悪いとの現場の意見もあります。構想力をフルに生かして、迅速かつ的確に対応して参ります。


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