2002年を振り返って [2002.12.31]
田中で始まり田中で終わったといわれる2002年が、暮れようとしています。
年末には、保守新党が結成され熊谷弘氏が代表に就任しました。政治の安定のために、 3党連立の結束をより強化することが大切です。しかしながら、政党の支援団
体を誹謗中傷するという禁じ手をかつて用いた熊谷氏には、私たちは大きなわだかまりがあります。今後、誤解が生じないような関係を築くために、腹蔵なく話し合う必
要があります。
一方、野党民主党について、公正な選挙で選ばれたはずの代表が数カ月のうちに辞任をするのは、尋常な姿ではありません。わざわざ千円を支払って、サポーターとして投票をした人たちの立場はどうなのでしょうか。このようなことでは、多くの市民の支持を得られますまい。
いずれにせよ、次期通常国会は与野党の対決色が強くなることは必至です。
本年は、通常国会と臨時国会の会期を主な舞台として、私たちは与党として全力で頑張りました。福祉、環境、教育・文化、政治改革などの分野で大きな成果を上げることができたと確信します。
しかしながら政治は結果責任です。経済の再生については、国民の皆様にいまだ十分にはお応えすることは出来ていないと認めざるをえません。
反省すべき点は、スピード感と構想力の不足であると思います。
総合デフレ経済対策の策定過程を振り返ってみても、スピード感がなさすぎました。総理にはいっそうのリーダーシップの発揮を望みます。与党の側も、主張すべきを主張するのは当然としても、サプライサイドからの産業構造の変革という「構造改革」そのものを否定するかのような言動は慎むべきでしょう。
鳴り物入りで登場した「構造改革特区」も、いま一つ魅力に欠けます。既得権のしがらみを乗り越えて司法の分野では大胆な改革が進みつつあるのに比べ、医療や農業の分野ではこの程度の規制緩和でさえ関係者の抵抗により日の目をみないのかと、唖然とします。政治の構想力が問われています。
明年は、死に物狂いで頑張ります。